街の灯 「PLUS+ アンカー」の話 その1 街を照らす

「You?」

不況にあえぐ街。どん底まで落ちた浮浪者。盲目の美女。
チャップリンは奈落の底で生きる人々の街の一隅に、ポッと、一つの明かりを灯した。
おそらく、「愛」と呼ばれる明かりである。どこまで落ちても人には人を愛する心がある。
人を愛する心はきっと明かりになって街を照らしてくれるはずだ。
チャップリンはそういいたかったのではないか。

桐生市本町6丁目にある古民家カフェ「PLUS アンカー」は、桐生の「街の灯」だと筆者は思う。急速な人口減少と高齢化が進み、かつては全盛を誇った繊維産業が衰退の道を辿って「消滅可能性都市」と名指しされた桐生で、

「そうはさせるものか!」

と姿を現し、

「新しい桐生はここを拠点に産まれるのではないか?」

と思わせるほど様々な人々が集い、勝手に活用法を編み出して賑わっているからである。人を愛し、わがまちを愛し、自分の人生を愛する人々が群れ集う。その一つ一つが灯りになれば、桐生は再び明るい街になる……。

お気づきかも知れないが、「PLUS アンカー」は、この「きりゅう自慢」を連載している不動産会社「アンカー」が運営している。「アンカー」のホームページからこの「きりゅう自慢」にたどり着かれた方は、「きりゅう自慢」のバナーの3つ上に、「PLUS アンカー」」のバナーがあることをご存じのはずだ。

「だったら、これはアンカーの宣伝か?」

と思われてしまうかも知れないが、それは違う。現に、アンカーの川口社長夫妻は

「我が社のことを『きりゅう自慢』に載せるのはちょっと……」

と固持された。それをあえて、筆者が独自に

「取り上げる価値がある」

と選定したのが「PLUS アンカー」である。
お読みいただいて

「ホントかよ?」

と疑われるようなことがあれば、それはひとえに筆者の筆力不足が原因である。
それをまずお断りした上で、これから皆様を「PLUS アンカー」にご案内したい。

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