糊付け 星野サイジングの3
【需要減】 いま糸のメーカーは、糊付けしなくても使える糸の開発に余念がない。かつては糊がなければ切れやすくて使えなかった綿糸も、いまでは糊付けは要らなくなっている。サイジングの需要は右肩下がりで減り続け、 「もう桐生には...
【需要減】 いま糸のメーカーは、糊付けしなくても使える糸の開発に余念がない。かつては糊がなければ切れやすくて使えなかった綿糸も、いまでは糊付けは要らなくなっている。サイジングの需要は右肩下がりで減り続け、 「もう桐生には...
【ボビンサイジング】 それでも、星野治郎さんは桐生一になった実感が持てなかった。もっと高みに上らねばならないと思い続けた。 ボビンサイジングの機械ができたらしいと耳にしたのは1970年頃のことである。それまでのサイジング...
【サイジング】 織ったり編んだりする前の糸に糊を付けること。絹糸をサイジングすることはあまりないが、繊維が短い綿糸や麻糸はサイジングしないと少し引っ張れば切れてしまう。またレーヨンやポリエステル、ナイロン、アセテートなど...
【細い糸】 2017年、帝人が新しい遮熱糸を開発した。それまでは50本のファイバーをたばねて1本の糸にしていたが、新しい糸は144本のファイバーを束ねている。しかも、束ねた糸の太さは、それでも新しいとの方が細いのである。...
【カタログハウス】 窮すれば通ず。ずっと取引がある帝人が、旭化成のあとを受けて遮熱糸の生産を始めた。これで糸の心配はなくなった。 間もなく、通販生活で知られるカタログハウスから 「貴社の遮熱カーテンをうちで売りたい」 と...