FREE RIDE ライダーは桐生を目指す その13 肌のぬくもり
いつもは自慢のHARLEYでやって来る高崎市の常連客が車で訪れた。20020年春のことである。聞くと、愛車はいまドレスアップに出してあるという。 「次はHARLEYで来ますよ!」 と言い残して去った彼は、1週間後、再び車...
いつもは自慢のHARLEYでやって来る高崎市の常連客が車で訪れた。20020年春のことである。聞くと、愛車はいまドレスアップに出してあるという。 「次はHARLEYで来ますよ!」 と言い残して去った彼は、1週間後、再び車...
それにしても、である。桐生という町はなんと豊かなのだろう。 いまの桐生を知る方々からは 「それは皮肉か」 と罵声を浴びるかも知れないが、九州の炭鉱町で生まれ育った筆者にはそう思えて仕方がない。 炭鉱町は、たまたま土中に石...
二渡さんは桐生市内の十数の工場に仕事を出している。そのうちいくつかの工場に案内してもらった。 「いやあ、酷い人ですよ」 にこやかに出迎えながら、開口一番、そういったのは刺繍工場の職人さんである。 ここでは、二渡さんが起こ...
その足で桐生市内のプリント工場に回った。 新しいデザインのプリントを発注すると二渡さんは必ず工場に足を運び、チェック、というより工場の一員になってプリントを産み出す。 例えばTシャツへのプリント。 「出来上がりは同じよう...
ジャケットの縫製を頼んでいるのは、最初に「RIDERS N-3B」を一緒に作った縫製工場である。あれ以来、付き合いがずっと続いている。 工場の中に入ると、販売店の店頭では1着15万円、20万円の値札がつく高級ジャケット、...